アドラー心理学

アドラー心理学関係は、事務所のHPのページでも上位に表示され、結構長く滞在して読んでくださった方も多かったです。

アドラー心理学を始めたとき

 私がアドラー心理学を勉強したのは、平成3年頃から数年間です。
 最近になって、アドラー関係の読みやすい本が出て、アドラーも知られるようになりましたが、私が勉強した当時は、一般的には知られていませんでした。
 一緒に勉強した人の半数は学校の先生、3割が企業研修などの教育関係者や家庭裁判所の調査官などの心理学に関連する仕事をしている人、残り2割がそれ以外という感じでした。
 始めたときは、こんなに面白くて、論理的で、明るくて役に立つ理学はあるのか、と思いました。
 当時行われていた公開カウンセリングも、数十人の人(見る人)が来ており、その熱気がすごかったです。普通に考えれば、皆の前でカウンセリングを受けるのも、と思ってしまいそうですが、皆が味方になってくれている感じがするのではないでしょうか。もちろんカウンセラーの技量が高いこともあるのですが、すごいものでした。私もここで、多くのことを学ばせていただき、今日の仕事に役立てています。

アドラー心理学とは

 Alfred Adler(1870-1937 オーストリア生まれのユダヤ人の精神科医師)は、一時フロイトと研究をしていましたが、途中でフロイトと決別し、独自の心理学の理論を作りました。
 このHPでは、アドラー心理学についての私の解釈を記載しています。
 アドラー心理学の特徴は、論理性を重視するところにあり、教育関係者が多く学んでいます。

 

アドラー心理学の特徴

性格はいつでも変えられる

 性格はいつでも変えようと思えば変えられる という発想、素敵だと思いませんか。
 うまくいかないときがチャンス。

育児や教育に役に立つ

 学校の先生や調査官の方で、勉強している人が多いです。

共同体感覚を重視

 皆のためになるか という発想。

 →共同体感覚

不適切な行動の5段階

 不適切な行動には5段階あると考えています。

 →不適切な行動の5段階(こんなこと、ありませんか)

 →不適切な行動への対処法(相手に不適切な行動をとられたとき、どうすればいいでしょうか。)

 

目的の一致

 カウンセラーとクライアントの目的の一致を前提とします。非操作的なところが素敵です。

非操作的

 

論理的結末

 原因があって、結果がある。仏教も同じ。原因と結果を良く見ることが大切。

 →論理的結末

タテの関係、ヨコの関係

 物事がうまくいかないときは、タテの関係でアプローチしているからかもしれない。タテの関係はうまくいかない。
 →タテの関係、ヨコの関係

ネガティブな感情には目的がある

 ネガティブな感情になることにより正当化したりする。

 →アドラー心理学における感情の考え方

勇気を重視

 元気のようなもの。適切な行動を取る勇気がなくなると不適切な行動を取ってしまう。親は子供の勇気をくじく行為をしてしまいがち。そうすると子供は不適切な行動をとる。

 →アドラー心理学の勇気

上手な自己主張

 上手な自己主張ができないと、うまく生きられません。結婚生活もうまくいかない。

 →自己主張とは(自己主張とは?自己主張しないことは?)

 →上手な自己主張の方法とは(どうやったら上手に自己主張できるか)

 →避けなければならない自己主張の方法

 

 

アドラーの考えはこんな考えです。

前向きで、現実的で、主体的で、役に立って、素敵だと思いませんか。