アドラーは、ユダヤ人であったため、戦争中、命の危険があり、友人が皆でお金を出し合ってアドラーをアメリカに渡航させました。そのようなこともあり、アドラーは人の善意を信じられる人でした。
アドラーのいう共同体感覚とはどのようなことでしょうか。
アドラーの共同体感覚とは
1. 「私は共同体の一員だ」という感覚(所属感)
2. 「共同体は私のために役に立ってくれている」という感覚(安全感、信頼感)
3. 「私は共同体のために役立つことができる」という感覚(貢献感)
人間は社会的な動物であるので、一人では生きていけません。
共同体感覚がなくなったときに、人は不適切な行動を起こすのです。
共同体感覚がなくなったときに、エネルギーが出なくなり、元気がでなくなり、前向きに生きたくなくなるのです。
逆に、共同体感覚があれば人は強くなれます。
仕事でつまずき、家族もなく、友人もないと、どうしても自暴自棄になり、破壊的な行動をとってしまいます。