アドラー心理学における感情の考え方

 アドラー心理学ではネガティブな感情には目的があると考えます。
 この考え方を知った時非常に面白いと思いました。全く考えたことがなかった発想ですが、なるほどと思いました。

感情の目的

 例えば

 ・夫の帰りが遅いときに、妻が怒るのには、夫の帰りを早くさせたい目的がある
 ・時間に遅れそうになり焦るときには、(焦っても早くはつかないが)焦らないと焦らない自分が不誠実であるかのように思って焦る感情が生じる
 

 アドラー心理学では、ネガティブな感情は、相手を動かすために使われることがほとんどであり、タテの関係を強化するために使われると考えます。
 自分が正しいことが怒りの前提となりますが、自分が正しいと考えることが問題であると考えます。


ネガティブな感情はもたない方がいい

 ネガティブな感情は持たない方がいい。

  「人間は感情の動物だ」と言ってネガティブな感情をまきちらす人がいますが、かかわりたくなくなります。逆に、人柄のいい人、ネガティブな感情をもたない人には回りにいい人が集まってきます。

 ネガティブな感情をもっていると、若いうちはまだ、若くてかわいいので相手にされますが、一定の年齢になってくると、寂しい人生となってしまうと思います。

 また、何よりも、ネガティブな感情に振り回されている本人が辛い。

 やはり、感情だけではなく、理屈で考えることも必要です。

 感情の奴隷になってはつまらないです。