フェルデンクライス

 しばらくボディワークから離れていました。
 バレエ教室でフェルデンクライスの授業がありましたが、何のことかわからず、出なかったのですが、ある時出て、すごいものだと分かりました。
 フェルデンクライスとは、フェルデンクライスという物理学者(1904~1984)が考案したもので、人の身体を徹底的に研究したものです。
 最初に床にあおむけに寝て、身体の状態をチェックします。

 床から浮いているところが多いということは、筋肉が固くなっているということ。

 そこから色々な動きをしてまたチェックすると、右半分行うと片側だけ接地面が広くなって片側の足だけ長くなり、今度は逆側を行うと逆側も同じように変化する このようなことを繰り返します。
 次第に接地面が広くなり、回数を重ねると、後頭部の接地場所が次第に下がってきました(首の緊張が取れ、首が長くなってくる)。

 各回ごとに違う動きをするので、結果はその都度異なるのですが、大体、耐えられない程眠くなります。
 本を何冊か買って読み、色々な先生の教室に行ってみました。先生によってかなり異なります。バックボーンがどれだけあるかの違いであると思います。自由が丘と下北沢の先生のレッスンが非常に良かったです。

 なお、どのジャンルとするか、難しいようで、書店では、スポーツの指導のコーナーや心理学のコーナー、健康のコーナーなどに分かれて置かれていたりします。そのようなところからも、奥の深さを感じます。

フェルデンクライスとバレエ

 バレエにも役に立ちました。

 バレエ教室では、色々な指示が出るのですが、皆、そうしようと頭ではわかっていてもできないのです。先生方は子供のときからやっているので、物心ついたときからできているので、その辺理解するのが難しいと思います。結局先生の言うような動きができる身体を作らなければ、やろうと思ってもできないのです。例えば、手の力を抜いてと言われても、背中が固いと手の力は抜けません。背中とつながっているからです。手の力を抜こうとすれば、逆に意識により力が入ってしまい、益々力を抜けなくなってしまいます。
 フェルデンクライスでは、背中を緩め、これにより、手の力を抜き易くする動き方があります。

 フェルデンクライスの理屈を使ってバレエの練習をすると、身体が動かし易くなります。
 バレエの先生方は、一生懸命色々なことを教えてくれるのですが、その通りにやろうとすると頭がパンパンとなり、身体が固くなってしまうこともあるのではないでしょうか。

 

フェルデンクライスの特徴

 あくまで、私の認識ですが・・・

骨を意識
 色々なことをやってきましたが、骨を意識するという考えには初めて出会いました。フェルデンクライスは、徹底的に骨に目を向けます。メカニズムは分からないのですが、骨を意識すると筋肉の力が抜けます。
やる前とあとでチェック
 必ず、仰向けになり、動きの前とあとで比較します。スキャンという言葉を使う人もいます。そうすると、脳が学習するらしいのです。また、チェックすると、効果が良く分かって面白いし、またやろうという気になります。更には、身体のチェックの癖がつき、微細なところも意識しやすくなる効果もねらっていると思います。
自分で気付かせる
 フェルデンクライスは、教わったことは自分のものにならないので、自分で気付くことが大切だと考えていました。私も実にそう思います。何でも教えることは、親切そうに見えて、実は親切ではなく、自己満足なのです。気付くように仕向ける方が上等のやり方であると思います。
フェルデンクライスは天才
 1年通っても、同じ動きをさせることはなかったと言われています。論理力、洞察力のある天才だったと思います。